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グリコネックス抗がん抗体薬、米台で臨床試験開始


ニュース 医薬 作成日:2020年8月26日_記事番号:T00091782

グリコネックス抗がん抗体薬、米台で臨床試験開始

 生物技術開発中心(生技中心、DCB)から分離された新薬開発会社、台湾醣聯生技医薬(グリコネックス)は25日、抗がん抗体新薬「GNX-102」の第1相臨床試験を米国と台湾で開始すると発表した。26日付経済日報が報じた。

 GNX-102は肺がん、乳がん、すい臓がんなど13種類のがんの治療に用いられる。米国での臨床試験は24日から開始された。市場は来年上半期にも第1相臨床試験が終了すると見込んでいる。台湾でも同時に臨床試験を実施していく。

 これに関連し、グリコネックスは先ごろ、日本のゲノム解析企業Revorf(東京都中央区)とエピジェネティクスの観点からがんの多糖体の分子変異メカニズムを共同で解明することを目指す覚書を交わしている。エピジェネティクスとは、DNA塩基配列の変化を伴わず、細胞分裂後も継承される遺伝子の発現や細胞表現型の変化を研究する学問領域を指す。

 一方、台湾浩鼎(OBIファーマ)は同日、新型のボツリヌス菌製剤「OBI-858」、能動免疫抗がん薬「OBI-866」について、衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)が第1相臨床試験の開始を認可したと発表した。来年の完了を見込む。

 薬華医薬(ファーマ・エッセンティア、PEC)は、真性赤血球増加症(PV)治療薬「P1101」の第3相臨床試験を日本で開始した。第3相臨床試験は米国、台湾、中国、日本、韓国で実施予定で、2022年の完了を目指す。