ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2020年8月27日_記事番号:T00091794
中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は26日、9月の台湾域内向け製品価格を1トン当たり700台湾元(約2,500円)引き上げると発表した。値上げは3カ月連続。10~11月の輸出向けは30~40米ドル値上げする。中国市場の旺盛な需要を受けたアジアの鉄鋼価格上昇などが理由だ。27日付工商時報が報じた。
同社の劉敏雄董事長は、欧州鉄鋼市場の反発上昇、欧米・アジアの鉄鋼大手の減産による価格維持、CSCの第2高炉定期点検、域内への転注による需要増加なども値上げの要因と説明した。
中鴻鋼鉄は9月の域内・輸出向け受注量予測を約19万トンで維持した。川下のめっき業者がユーロ高・米ドル安を追い風に欧州市場での受注を獲得しやすくなっていること、東南アジア市場での需要も増加していることを受けた。
川下メーカーは、値上げは予測通りで、製品価格を引き上げる可能性があるとした。
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