ニュース 商業・サービス 作成日:2020年8月28日_記事番号:T00091809
パイナップルケーキなどで知られる菓子店、維格餅家は27日、▽成都店(台北市万華区)▽台中店(台中市中区)▽復興市民店(台北市大安区、「ホウ・トースト・アンド・コーヒー」ブランド)──の営業を、物件の契約期間満了後に終了すると明らかにした。孫国華董事長は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、スリム化を決定したと説明した。28日付工商時報などが報じた。
かつて台湾全土に14店舗を展開していたが、現在は8店舗に減少している。孫董事長によると、中国人の訪台旅行が冷え込んで以降は、東南アジア、日本、韓国からの旅行客にターゲットを切り替えていたものの、今年の春節(旧正月、2020年は1月25日)後に新型コロナウイルスの感染が拡大したため、2月から労働力の調整と従業員に「減班休息」(景気を理由とした労働時間削減。いわゆる「無給休暇」。実際には有給を含む)を求めていた。新北市五股区の観光工場での団体客の受け入れを停止していたが、現在は高雄市の観光工場とともに受け入れを再開している。
中国人旅行者を顧客とする旅行業関係者によれば、維格餅家は高額のコミッションを支払って旅行会社と提携し、中国人団体客が5割を占めるなど最盛期には1日4,000~5,000人の旅行客が訪れ、年間売上高は約13億台湾元(約47億円)あったが、中国人の訪台旅行冷え込みにより減少に転じていた。19年売上高は7億8,100万元、今年上半期は8,626万元で前年同期比78.8%減の大幅減少となっていた。
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