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中国HSMCが資金難、宣系・亜翔が代金未回収か


ニュース 電子 作成日:2020年8月28日_記事番号:T00091820

中国HSMCが資金難、宣系・亜翔が代金未回収か

 中国湖北省の武漢市東西湖区人民政府が公表した文書によると、半導体メーカーの武漢弘芯半導体製造(HSMC)がやや大幅な資金不足となっており、事業が停滞するリスクを抱えていることが明らかになった。市場観測によると、台湾の半導体製造設備メーカー、帆宣系統科技(マーケテック・インターナショナル、MIC)と亜翔工程(L&Kエンジニアリング)傘下の亜翔系統集成科技(蘇州)が代金の支払い遅延に直面しているようだ。帆宣は27日、影響はなく、顧客と連絡を取り続けていると説明。亜翔はノーコメントだ。28日付経済日報が報じた。

 中国メディアの報道によると、帆宣は代金残金の支払いがないことから、HSMCの工場から特殊ガス供給設備を回収したようだ。

 一方、亜翔系統の上半期報告書によると、HSMC向けのクリーンルーム、電気システム工事の代金として昨年末に2億9,000万人民元(約45億円)が入るはずだったが、実際に受け取ったのは2億5,000万人民元で、約5,000万人民元が依然未払いのようだ。