ニュース 食品 作成日:2020年8月28日_記事番号:T00091829
中秋節(旧暦8月15日、今年は10月1日)の贈答シーズンを控え、老舗餅菓子店の旧振南餅店は、中秋節向けの中華菓子「月餅」などの企業からの予約が前年同期より倍増している。電子業やゲームメーカーなどからの受注が好調だ。28日付経済日報などが報じた。
旧振南餅店は、9月10日までのネット予約販売で10~15%引きになる(旧振南餅店フェイスブックより)
旧振南餅店は、免税店の昇恒昌(エバーリッチDFS)と月餅ギフトセット「月来月好LUNALUHO」を共同開発した。中国語の「ますます良くなる」や英語・台湾語の発音にかけて命名した。台湾域内旅行が盛り上がる中、空港の免税店のほかオンラインでも販売される。
旧振南餅店はまた、ODM(相手先ブランドによる設計・生産)案件として高級ミルクレープ「Lady M」向けの月餅(2,280台湾元=約8,300円)を共同開発した。
この他、ドリンクスタンド「麻古茶坊」と共同開発した旧振南餅店の緑豆餡(あん)を使用する緑豆スムージーが9月に発売される。
旧振南餅店の一部店舗では飲食店の宅配代行サービス(フードデリバリーサービス)大手、foodpanda(フードパンダ)と提携した宅配サービスを始めた。
コンビニ提携やネット販売も
新型コロナウイルスによる海外からの観光客減少で業績が落ち込む中、各社が顧客層の拡大に努めている。
老舗菓子店の郭元益(グォユェンイー)は、傘下の西洋菓子ブランド「L'AFFECTION」の中秋節向け贈答品をコンビニエンスストア大手の全家便利商店(台湾ファミリーマート)で販売する。価格は250~620元。フードパンダと提携した宅配サービスや、少額での宅配お試しサービスも始めた。
インターネット通信販売サイト「momo購物網」は今年、名店50店の月餅を取り扱い、販売80%増を見込む。昨年の取り扱いは30店だった。
百貨店大手の新光三越百貨、ショッピングセンター(SC)の環球購物中心(グローバルモール)などもオンライン販売に力を入れている。
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