ニュース 電子 作成日:2020年8月31日_記事番号:T00091837
中国の通信設備大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)は、米国の禁輸措置強化を受け、聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)や敦泰電子(フォーカルテック・システムズ)などのディスプレイ用ドライバICの台湾のサプライヤーに対し、調達価格を引き上げた上で発注を行っているもようだ。値上げ幅は10%に迫るとされ、今後も引き上げの可能性があるとみられる。31日付経済日報が報じた。
サプライチェーン関係者によると、米国の禁輸措置強化により9月15日以降、ほぼ全ての半導体サプライヤーがファーフェイに供給できなくなる。このため、ファーフェイは在庫の積み増しを積極化しており、供給可能な量を全て買い取る姿勢で調達を進めているとされる。
ノバテックとフォーカルテックは、いずれもファーウェイにスマートフォン向けTDDI(タッチコントローラーとディスプレイドライバの統合)ICを供給している。ファーウェイが調達価格を引き上げて発注量を増やしていることで、市場での供給逼迫(ひっぱく)がさらに深刻化し、価格が押し上げられる可能性がある。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722