ニュース 電子 作成日:2020年8月31日_記事番号:T00091840
台湾の半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)▽矽品精密工業(SPIL)▽京元電子(KYEC)▽矽格(シガード・マイクロエレクトロニクス)──の3社が中国・江蘇省蘇州市で進める増産計画が一時停止状態となっている。主要顧客とする海思半導体(ハイシリコン)や聯発科技(メディアテック)が、米国政府による禁輸措置強化を受け、主要顧客の中国の通信設備大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)に半導体を供給できなくなることが要因だ。31日付経済日報が報じた。
観測によると、SPILはファーウェイ傘下のハイシリコンの要請に応じ、蘇州市に工場2基を新設するとともに、封止・検査を全て中国に移転する計画だった。しかし、同社売上高の3割以上を占めるとされるハイシリコンがファーウェイに製品を供給できなくなることから計画を一時中断した。
また、シガードは蘇州市で借り受けた工場の改修を進めると同時に、16億台湾元(約58億円)を投じて約30台の検査機器を導入する予定だったとされる。
KYECは150台の機器を追加調達し、竹南工場(苗栗県)から蘇州工場への移設を進める計画だったとされる。
3社は、11月の米大統領選挙の結果が出てから、今後の予定を決定する方針だ。
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