ニュース 電子 作成日:2020年8月31日_記事番号:T00091844
鴻海精密工業傘下のシャープは28日、経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)の白山工場(石川県白山市)の土地、建物、付帯設備などを3億9,000万米ドルで取得すると発表した。物件引き渡しは9~10月の予定。JDIは、3月31日付で白山工場の設備の一部を2億米ドルで海外の主要顧客に譲渡すると発表していたのに続き、8,500万米ドルで追加譲渡を行うとも発表した。譲渡先は守秘義務により非公表だが、アップルとみられている。29日付工商時報などが報じた。
シャープは、JDIが同社顧客に対して負う前受け金返還債務のうち取得価額相当額をシャープが引き受けると説明した。
報道によると、白山工場はアップルから資金を借り、15億米ドルで建設し、2016年よりスマートフォン向け液晶パネルを生産(月産能力700万枚)していたが、アップルが有機EL(OLED)パネルを採用したことで、19年7月より稼働を停止していた。
シャープの戴正呉会長兼CEO(最高経営責任者)は、次世代ディスプレイ開発、生産能力増強に役立つと説明した。
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