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F16戦闘機、保守整備センターが発足


ニュース その他製造 作成日:2020年8月31日_記事番号:T00091849

F16戦闘機、保守整備センターが発足

 航空機・部品メーカーの漢翔航空工業(AIDC)によるF16戦闘機の保守整備センターが28日、発足した。蔡英文総統は発足式で「中華民国台湾の主権を守り、地域の平和と安定を維持するには、卑屈にひざまずくのではなく、堅固な防衛が必要だ」と強調した。29日付聯合報が伝えた。

/date/2020/08/31/08aidc_2.jpg蔡総統は28日、整備される機体を視察した(28日=中央社)

 台湾は現在F16戦闘機を140機以上保有しており、漢翔が性能向上を手掛けている。新規購入するF16V戦闘機を加えると、合計で200機以上となる。今後は常に40機以上の保守点検が必要となる。

 蔡総統は、保守整備センターの発足は、空軍の実質的戦力を強化するだけでなく、防衛産業発展の重要なマイルストーンだと指摘。同センターによる生産額が今後30年間で795億台湾元(約2,900億円)に達すると試算した。

 漢翔はF16戦闘機の整備に台湾チームで臨む。同社の馬万鈞総経理は、69社が参加を表明しており、一連の評価を経て、最も優秀な企業に加わってもらうと説明した。