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欧米航路運賃が急上昇、海運大手2社の利益拡大へ


ニュース 運輸 作成日:2020年8月31日_記事番号:T00091855

欧米航路運賃が急上昇、海運大手2社の利益拡大へ

 上海航運交易所(SSE)が公表した28日付の運賃指数によると、極東地域から北米東岸航路のコンテナ運賃は1FEU(40フィートコンテナ換算)当たり4,207米ドルと前週比6.4%上昇し、過去10年で最高を記録した。極東地域から北米西岸航路の運賃は1FEU当たり3,639米ドルで5.8%上昇した。海運大手の長栄海運(エバーグリーン・マリン)と陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)の利益拡大に貢献する見通しだ。31日付経済日報が報じた。

 この他、極東発欧州向けのコンテナ運賃は1TEU(20フィートコンテナ換算)当たり1,029米ドルと前週比9.8%上昇し、今年最高を記録した。

 業界関係者は、新型コロナウイルス感染拡大による貨物需要の低下を受け、海運各社は5月まで運賃下落を防ぐため大幅な減便を進めていたと指摘。その後、欧米などで都市封鎖措置が解除され、貨物量が増加したことを受け、各社の船舶投入が相次いだが、需要の増加ペースに供給が追い付いていないと説明した。