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トヨタ初の台湾生産SUV、カローラクロス発表


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2020年9月1日_記事番号:T00091858

トヨタ初の台湾生産SUV、カローラクロス発表

 トヨタ台湾総代理店、和泰汽車は31日、人気のスポーツ用多目的車(SUV)でコンパクトタイプの域内生産車「カローラクロス」を発表し、先行予約を開始した。トヨタ車で初の台湾生産SUVだ。予約販売価格は77万9,000~99万9,000台湾元(約280万~360万円)。10月の発売後1カ月で販売台数6,000台以上、1年で4万台以上を目指し、台湾で最もよく売れているトヨタの輸入SUV「RAV4」を超えると見込む。1日付工商時報などが報じた。

/date/2020/09/01/00carolla_2.jpgカローラクロスは、自動ブレーキなどの安全技術「トヨタセーフティセンス」を搭載している(和泰汽車リリースより)

 トヨタ自動車は7月9日、カローラシリーズに初のSUV、カローラクロスを加えると発表し、タイで同日発売していた。

 カローラクロスは、排気量1.8リッターのガソリン車とハイブリッド車(HV)を計6モデル。販売価格は未定で、和泰汽車が近くトヨタと最終決定する。価格によって、和泰汽車はトヨタ車の販売目標と台湾市場見通しの引き上げ幅を決定するようだ。蘇純興総経理は7月末時点で、今年の台湾市場は従来の見通し45万台を超えると発言していた。

 台湾ではこれまで19年連続でトヨタの台湾生産セダン「カローラ・アルティス」が車種別首位だったが、RAV4が1~7月の販売台数2万1,500台で追い抜いた。カローラクロスはRAV4を超える人気が予想され、和泰汽車は来年の新車販売台数は15万台以上で、過去最高を更新すると楽観している。

コンパクトSUV市場激化

 SUVは近年台湾で人気が続いており、新車販売市場の30%以上、コンパクトSUVは12%を占める。カローラクロスのライバルと目されるのは、昨年コンパクトSUV市場で独走していた日産「キックス」(販売価格69万9,000元から)やホンダ「HR-V」(77万7,000元から)だ。