ニュース 政治 作成日:2020年9月1日_記事番号:T00091876
台湾国防部は31日、「中共軍事力報告書」を発表し、中国軍が台湾海峡の中間線に毎日、艦船や航空機を展開し、台湾海峡を航行する米軍の艦船や航空機を追跡監視していることを明らかにした。中間線を台湾側に越えたケースも年初来2回あったという。1日付聯合報が伝えた。
国防部はまた、中国軍が台湾南西沖の空域や海域で活動するケースが常態化する恐れがあるとみており、台湾海峡の防衛に強い圧力になり得ると判断している。
一方、国防部は中国軍による台湾上陸作戦能力について、演習の実施や軍備の開発を続けているものの、台湾海峡の地理的環境に制約され、上陸手段や後方支援能力が不足しており、全面的に台湾に侵攻するための正規作戦能力をまだ完全には備えていないと分析した。
この他、中国軍は衛星写真などの手段で台湾軍の動向などを完全に把握しており、サイバー作戦などで台湾の防空、制海、反撃作戦の体系能力をまひさせる初歩的な能力を現段階で備えているとの認識も示した。
国防部によると、8月31日には米軍の駆逐艦が台湾海峡を北から南に航行した。米軍駆逐艦による台湾海峡航行は年初来9回目で、同月18日以来となる。
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