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中国銀聯カード、台湾での利用スケジュール遅延


ニュース 金融 作成日:2008年7月30日_記事番号:T00009188

中国銀聯カード、台湾での利用スケジュール遅延


 中国人観光客受け入れに伴い、中国のクレジットカード「銀聯カード」の使用が台湾でも8月から認められる予定だったが、中台当局による認識のずれから使用開始時期がずれ込む見通しとなった。30日付工商時報が伝えた。

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 行政院金融監督管理委員会(金管会)の李紀珠副主任委員によると、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は台湾での銀聯カード使用について、中台の窓口機関による交渉に委ねることを希望しており、交渉の結果が出るまで、解禁を差し控えたいとの立場を伝えてきているという。

 これについて、李副主任委員は「交渉なしで直接解禁できないか、(中国側に)係官を派遣して意思疎通を図っている」と述べた。

 金管会は先月の時点で、台湾聯合クレジットカード公司と中国の銀聯公司による交渉はほぼまとまっており、双方が8月初めの使用開始に向け技術的問題の解決を目指していることを明らかにしていた。決済についても香港で行うことで一致していた。

 技術面では、銀聯カードが磁気カードであるのに対し、台湾ではICカードが一般的なことが問題として残されているが、中国人観光客が利用する店舗の端末を交換するなどして、8月には解決を図るめどが付いている。