グーグルの基本ソフト（ＯＳ）搭載ノートパソコン「クロームブック」向けタッチコントローラーＩＣ市場で約90％のシェアを誇る義隆電子（ＥＬＡＮマイクロエレクトロニクス）は、下半期のタッチコントローラーＩＣ出荷量が上半期の２倍と予想されている。２日付工商時報が報じた。
「クロームブック」は、テレワーク（リモートワーク、在宅勤務）やオンライン授業の増加で教育向けを中心に需要が高まっている。
ＥＬＡＮは、クロームブックやその他ノートＰＣ向け需要の高まりで、年内は受注が満杯状態だ。顧客からの追加受注に応じるため、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）を新たな生産委託先に加えた。
ＥＬＡＮは先月、第３四半期の連結売上高予測は前期比30～35.6％増の46億～48億台湾元（約166億～174億円）としており、過去最高を更新する見通しだ。
