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1~8月建物売買移転件数、プラス成長【表】


ニュース 建設 作成日:2020年9月2日_記事番号:T00091895

1~8月建物売買移転件数、プラス成長【表】

 6直轄市の市政府地政局が1日発表した8月の建物売買移転件数(売買による建物の所有権移転登記件数)は、合計2万1,686件で、前月比8.1%減、前年同月比24.6%増だった。最近の住宅購入需要の急増に支えられ、1~8月は15万3,225件で前年同期比1.8%増と、今年初めてプラス成長に転じた。2日付工商時報が報じた。

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 8月の建物売買移転件数が前月を下回ったのは、住宅など大きな買い物は縁起が悪いとされる旧暦7月「鬼月」(今年は8月19日~9月16日)と重なったことや、7月より営業日数が少なかったため。

 県市別では、▽台北市、2,477件(前月比14.3%減、前年同月比16.9%増)▽新北市、5,694件(前月比7.3%減、前年同月比22.1%増)▽桃園市、4,178件(前月比9.5%減、前年同月比28.5%増)▽台中市、4,136件(前月比1.9%増、前年同月比23.7%増)▽台南市、1,982件(前月比11.8%減、前年同月比23.2%増)▽高雄市、3,219件(前月比11.4%減、前年同月比33.5%増)──だった。

 永慶房屋の謝志傑・業管部資深経理は、通年の取引件数は前年以上が見込めるが、海外での新型コロナウイルス感染症流行や米中対立、企業の「減班休息」(景気を理由とした労働時間削減。いわゆる「無給休暇」。実際には有給を含む)実施増加から、慎重視しているとした。