メモリー大手、旺宏電子（マクロニクス・インターナショナル、ＭＸＩＣ）は、ファウンドリー業務を手掛ける６インチウエハー工場で年内に生産を停止する予定だったが、来年３月に延期することを決め、顧客に通知した。３日付自由時報が報じた。
新型コロナウイルス感染症の流行を受けたテレワーク（リモートワーク、在宅勤務）やオンライン授業の増加を背景とする半導体需要の高まりを受け、ファウンドリー業界では生産能力不足が生じている。
マクロニクスは、ＮＡＮＤ型フラッシュメモリー、ＮＯＲ型フラッシュメモリー、ＲＯＭなど自社製品の売上高構成比が90％を超えており、ファウンドリー業務は10％以下だ。第２四半期の売上高は前期比11％増、前年同期比５％増だったが、構成比は７％だった。
６インチ工場の昨年の生産能力はウエハーベースで28万4,000枚で、売上高構成比は3.3％にすぎない。
