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米国とのハイレベル通商対話、9月にもビデオ会議で


ニュース 政治 作成日:2020年9月3日_記事番号:T00091917

米国とのハイレベル通商対話、9月にもビデオ会議で

 米台間での新たなハイレベルの経済商業対話について経済部の王美花部長は2日、米国務省のナンバー3であるキース・クラック国務次官(経済成長・エネルギー・環境担当)と、早ければ9月にビデオ会議を行うと述べた。代表団が訪台することになれば準備に時間がかかるが、遅くとも年内に初会合を行うと語った。ハイレベル通商対話の内容など詳細は調整中だ。3日付蘋果日報などが報じた。

 クラック国務次官が訪台することになれば、9~12日に訪台したアレックス・アザー米厚生長官に次ぐ、1979年の断交以降で高位の米高官の訪台となる。

 王部長は、ハイレベル通商対話は米国務省が担当、米台間の貿易投資枠組み協定(TIFA)は米通商代表部(USTR)が担当し、ハイレベル通商対話はTIFAよりも先に行うと説明した。

 呉釗燮外交部長は、ハイレベル通商対話はエネルギーやインフラを含み範囲が広く、TIFAは実質的な議題を話し合うと説明した。

米台BTA、来年の締結は困難

 政府関係者は、以前に米台間の貿易協定(BTA)の障害となっていた米国産牛肉と豚肉の輸入規制について、蔡英文総統が8月28日に誠意を示したことで、BTA締結に向けた動きが加速すると指摘。トランプ大統領が自由貿易協定(FTA)や環太平洋経済連携協定(TPP)を好まず、BTAの名称になったが、内容に大差はなく、関税減免、サプライチェーンの相互補完、知的財産権などが含まれると指摘した。ただ、来年の締結は困難とみられている。