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自動車用バッテリー各社、鉛価格下落で値下げ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年7月30日_記事番号:T00009193

自動車用バッテリー各社、鉛価格下落で値下げ

 
 国際鉛価格が昨年10月の1トン当たり3,800米ドルから今年6月には同1,540米ドルまで下落したことから、台湾湯浅電池(台湾ユアサバッテリー)、統一工業、広隆光電では今月、相次いで自動車用バッテリーの値下げを行っている。自動車用バッテリーとして広く使われる鉛蓄電池の生産コストは50~60%以上を鉛の調達費が占めるためだ。30日付工商時報が報じた。
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 台湾ユアサ幹部によると、同社の今月の鉛蓄電池値下げ幅は、自動車用で13%、バイク用で10%。またコンピュータや通信機器などで使われる無停電電源装置(UPS)バッテリーで15~16%値となった。同社のバッテリー値下げ幅は今年の累計で36%に達する。

 統一工業では自動車用、バイク用共に今月の値下げ幅は約5%、今年累計では30%となっている。広隆光電でも、販売業者によると自動車用バッテリーを10~20%、UPSバッテリーを5~10%値下げしているという。ただバイク用は需要が強いため値下げしていない。

 一方、UPSバッテリーを専門に扱う台湾神戸電池(CSBバッテリー)では逆に、5、6月のオファー価格を平均10%値上げした。主な要因は7月分の需要に供給が追いつかなかったためだ。