ニュース その他製造 作成日:2020年9月4日_記事番号:T00091936
タイヤ最大手の正新橡膠工業(CST)は3日、中国の自動車メーカー、上海汽車集団(SAICモーター)と広州汽車集団向けに電動自動車(EV)用タイヤを供給していると明らかにした。CSTではEV用タイヤを将来的な業績成長のけん引役と認識しており、今後も顧客の開拓に注力する方針だ。4日付工商時報が報じた。
同社は、電動バイク台湾大手の睿能創意(Gogoro台湾)向けで9割を供給している。
CSTのインドネシア工場では現在、日産能力1万本のバイク用タイヤ生産ラインがフル稼働となっており、今後、日産能力を4万本に拡充する計画だ。新しく日産能力1万本の生産ラインに設備搬入を進めており、9月末には全体の日産能力を1万3,000本に増強する予定だ。年内には1万6,000本、来年第1四半期には2万本への拡充を目指す。
今後の見通しについてCSTの羅永励副総経理は、中国と米国市場のタイヤ市場回復、インドネシア工場のバイク用好調に伴い、安定して成長すると予測した。ただ、1~7月の連結売上高は506億3,300万台湾元(約1,830億円)と前年同期比21.47%減で、通年でも前年を割り込むとの見方を示した。
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