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《新型肺炎》中国製マスクを偽装出荷、加利科技に生産停止命令


ニュース 医薬 作成日:2020年9月4日_記事番号:T00091938

《新型肺炎》中国製マスクを偽装出荷、加利科技に生産停止命令

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は3日、新型コロナウイルス感染症流行を受けて実施している実名制(本人確認)販売用のマスクを供給する加利科技(キャリー・ハイテク、Carry mask)が、8月に中国製の非医療用マスク337万枚余りを輸入し、ラベル表示を医療用と改ざんして新北市10行政区、宜蘭県、台北市の一部の特約薬局と衛生所に発送していたとして、薬事法に基づき同社に生産と出荷の停止を命じたと発表した。4日付聯合報が報じた。

/date/2020/09/04/09chen_2.jpg新型コロナウイルス対策本部、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は4日、単なる品質問題でなく、実名制マスク全体の信頼を傷つける行為と批判した(4日=中央社)

 新北市三重区の特約薬局に届いた加利科技からのマスクの一部のラベルに中国語簡体字で「産品合格証」と記されていたことから判明した。TFDAは既に問題のマスク50万枚を回収し、残りの行方を追っている。

 TFDA品質監督管理組の遅蘭慧組長は、加利科技は今年3月にも「Made In Taiwan」と記されたマスクを輸入しようとした前科があり、医療器材生産許可証の取り上げも検討していると説明した。

 TFDAは別のマスクメーカー1~2社も同様の違法行為を働いている可能性があるとみて、調査を進めている。