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因縁の不動産大手、商業スパイ疑惑で火花


ニュース 建設 作成日:2008年7月30日_記事番号:T00009194

因縁の不動産大手、商業スパイ疑惑で火花


 不動産仲介大手の信義房屋はこのほど、積年のライバル永慶房屋の葉凌棋総経理が弟の葉建輔氏を信義房屋に潜入させ、18年にわたり企業秘密を盗み出していたと主張し、法務部調査局に告発した。30日付聯合報が報じた。

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 商業スパイとして疑われた葉建輔氏は勤続18年目で、永慶房屋承徳店(台北市)の執行経理として働いていたが、今年1月に解雇された。不倫相手の女性従業員が別れ話に不満を持ち、同氏が永慶房屋総経理の実弟であることを暴露したことがきっかけだった。

 信義房屋の広報担当者は、流出したとされる企業秘密や実際の損失については明らかにできないが、「長期かつ大量の証拠がある」と述べ、葉建輔氏が身分を偽り、兄が同業の総経理であることを隠していたと主張した。

 これに対し、永慶房屋の葉凌棋総経理は「スパイを派遣するはずはなく、スパイ期間が18年に及ぶなど到底あり得ない」と反論。弟との関係については、「兄弟それぞれゼロからのスタートで、自分(葉総経理)も18年前は主任にすぎず、会社で生き残れるかも分からなかった。そんな時期に弟を商業スパイに仕立てることができたとすれば、自分は神がかっている」と述べた。