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蔡総統とチェコ上院議長会見、前上院議長に勲章授与


ニュース 政治 作成日:2020年9月4日_記事番号:T00091943

蔡総統とチェコ上院議長会見、前上院議長に勲章授与

 蔡英文総統は3日、台湾を訪問しているチェコのミロシュ・ビストルジル上院議長ら訪問団と会見し、今年1月に訪台直前に急死したヤロスラフ・クベラ前上院議長に対し、「特種大綬卿雲勲章」を授与した。4日付自由時報が報じた。

/date/2020/09/04/17czech_2.jpgビストルジル上院議長(左)が1日に立法院で「我是台湾人(私は台湾人である)」などと演説したことに対し蔡総統(右)は、「多くの人に感動を与えた。チェコ人、台湾人を問わず、圧迫に屈せず、勇敢に声を上げることを世界に示した」と語った(総統府リリースより)

 クベラ前上院議長の死去を巡っては、中国の駐チェコ大使らから脅迫を受けていたとする夫人の証言が注目された経緯がある。

 ビストルジル上院議長は蔡総統との会見の席上、もっと早く訪台できなかったことに遺憾の意を示し、蔡総統は「台湾人民は訪問が遅れたことを気にしていない。公理と正義が訪れるのは遅いかもしれないが、それが訪れないことはない。台湾が自由民主主義のために尽くした努力は、必ず世界の目に留まる」と強調した。

 ビストルジル上院議長夫妻は、復活を意味するざくろ石製の十字架、チェコの特産であるモルダバイト(緑色の天然ガラス)で作られた守護天使の小型彫刻などを台湾側に贈った。