ニュース 社会 作成日:2020年9月4日_記事番号:T00091946
中元節(旧暦7月15日)に当たる2日は、台湾各地で亡くなった者の霊を鎮めるため「普度」と呼ばれる行事が行われた。彰化県では、排水溝のふたの上で何者かが「金紙」(供え物の紙のお金)を燃やす「焼金紙」の儀式を行ったため、排水溝内に敷設されたケーブルテレビ(CATV)のケーブルに火が燃え移り、周辺世帯でテレビが見られなくなるトラブルが発生した。
火災が発生したのは彰化県花壇郷のマクドナルド前。排水溝から大量の煙が噴出し、消防車2台が出動する騒ぎとなった。消防隊員が排水溝のふたを開けて放水したことで消火された。
騒ぎを受けてこのマクドナルドは午後4~5時半まで約1時間半、営業を一時停止した。そばの中古車販売店は、メルセデス・ベンツやポルシェといった売り物の高級車に損害が生じるのを恐れ、別の場所に避難させた。
ケーブルを敷設したCATVの新彰数位有線電視によると、燃えたケーブルの長さは150~300メートルに及び、周辺のCATVユーザー5,000世帯とブロードバンド・インターネットユーザー600世帯余りに影響が出た。火災による損失は100万台湾元(約360万円)近くに上る見通しだ。
火災発生時に近くを通りかかった市民からは「テロかと思った」との声も上がった。先祖や神様だけでなく、現世の人間の安全にも気を使ってほしいものだ。
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