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IC基板の旭徳科技、台湾残留投資32億元


ニュース その他分野 作成日:2020年9月4日_記事番号:T00091948

IC基板の旭徳科技、台湾残留投資32億元

 経済部主導の投資台湾事務所(インベスト台湾)は3日、台湾残留投資支援プラン「根留台湾企業加速投資行動方案」で、欣興電子(ユニマイクロン・テクノロジー)グループ傘下のIC基板メーカー、旭徳科技(サブトロン・テクノロジー)の32億台湾元(約116億円)の投資申請を承認した。4日付工商時報が報じた。

 サブトロン・テクノロジーは第5世代移動通信(5G)の商機を好感しており、新竹工業区(新竹県湖口郷)に第4工場を新設し、自動化設備の導入と製造プロセスのアップグレードを行う。同社はNXPセミコンダクターズ、コーボ(Qorvo)など海外や台湾の半導体大手を顧客に持つ。

 この他、「盛香珍」ブランドで知られる老舗食品会社、成偉食品(トリコフーズ)は、台中港関連工業区(台中市)での工場建て替えなどに対する6億元の投資申請が承認された。

 台湾最大の救急・麻酔・呼吸治療消耗材メーカー、新広業(HSINER)は中部科学園区(中科)后里園区での拡張に対する6億元の追加の投資申請が承認された。同社は昨年、后里工場新設に対する7億元の投資案が承認されていた。

累計1.9兆元に

 Uターン投資促進プラン「歓迎台商回台投資行動方案」と中小企業に対する投資支援プラン「中小企業加速投資行動方案」を合わせた三大投資プランの承認額は、累計1兆944億元となった。承認企業数は累計628社で、就業機会9万1,426件の創出が見込まれる。