ニュース 電子 作成日:2020年9月7日_記事番号:T00091961
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)は4日、第5世代移動通信(5G)対応スマートフォン旗艦機種向けシステム・オン・チップ(SoC)「天璣(Dimensity)1000C」を発表した。米国での発売が予定される韓国LGエレクトロニクスの5G対応スマホ新機種「LG Velvet」への採用が決まっている。メディアテックの5GSoC搭載スマホが初めて米国市場で販売されることになる。5日付工商時報が報じた。
天璣1000Cは、天璣1000シリーズ第4の製品で、英ARM(アーム)の中央演算処理装置(CPU)「Cortex-A77」が4個、「Cortex-A55」が4個の8コア設計で、5コアグラフィックスプロセッサー(GPU)「Mali-G57」を搭載。台湾積体電路製造(TSMC)の7ナノメートル製造プロセスを採用して生産する。
メディアテックの5Gスマホ用チップは9月15日以降、米国の禁輸措置強化により中国の通信設備大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)への供給が実質不可能となる見通しだ。しかし、サムスン電子、LG、OPPO広東移動通信、維沃移動通信(vivo)などからの受注が好調で、第3四半期の連結売上高は825億~879億台湾元(約3,000億~3,200億円)の目標達成が確実な状況だ。
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