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遠伝と亜太電信、5Gネットワーク共有


ニュース 電子 作成日:2020年9月7日_記事番号:T00091974

遠伝と亜太電信、5Gネットワーク共有

 鴻海精密工業傘下の通信キャリア、亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)は4日、同業大手、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)と第5世代移動通信(5G)の3.5ギガヘルツ(GHz)周波数帯のネットワーク共有で提携すると発表した。28GHz帯のみを持つ亜太電信が、遠伝の保有する3.5GHz帯の20年間の利用権を94億7,300万台湾元(約340億円)で取得する。亜太電信は早ければ11月に5Gサービスを開始する見通しだ。5日付経済日報が報じた。

/date/2020/09/07/01five_2.jpg亜太電信の黄南仁総経理(右)。遠伝の井琪総経理(左)は、両社のウィンウィン、鴻海を合わせれば三方良しだと語った(4日=中央社)

 両社は資本提携も行う。まず、遠伝が亜太電信の私募増資に応じる形で普通株5億株を50億元以下で取得する。遠伝の持ち株比率は11.58%となる。来年5月末までの手続き完了を予定する。

 その後、2022年6月30日までに株式交換を行う。亜太電信の普通株1株に対して遠伝が新規発行する普通株0.155株を割り当てる予定だ。遠伝の持ち株比率は23.8%に上昇し、鴻海の23.8%と並ぶ筆頭株主になる。