ニュース 医薬 作成日:2020年9月8日_記事番号:T00091998
陳時中・衛生福利部(衛福部)長は7日、ラジオ番組に出演し、新型コロナウイルスワクチンの開発状況について、台湾では3社が第1相臨床試験を行っており、基本的な安全性が確保されれば、来年1月にも緊急認可を行うことが可能だとの認識を明らかにした。また、来年第3四半期には安定供給が可能になるとの見通しを示した。8日付蘋果日報が伝えた。
台湾では現在、国光生物科技(アディミューン)、高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジクス)、聯亜生技開発(UBIアジア)が第1相臨床試験を行っている。また、国家衛生研究院(国衛院)の技術移転を受け、アディミューン子会社の安特羅生物科技(エニミューン)がDNAワクチンの開発を進めている。エニミューンによる第1相臨床試験の開始は今年末から来年初めと見込まれる。
政府はこれまでワクチン開発の前期に補助を行っているため、ワクチン開発各社には最初の100万本を台湾内に優先的に供給するよう求めた。
陳部長はまた、世界的に多くの製薬会社が新型コロナウイルスの第3相臨床試験に入っていることから、年末にはワクチンが登場する見通しだとし、今後は安全性の確保を前提としてワクチンの速やかな確保を図るとした。
海外に移動する必要がある人や医療関係者、慢性疾患がある人などに優先的に接種していく。
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