ニュース 電子 作成日:2020年9月9日_記事番号:T00092006
市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下のウィッツビュー・テクノロジーによると、テレビ用パネル価格は10月も上昇が続き、7月から4カ月連続の上昇となる見通しだ。累計上昇幅は約3割に達するとみられる。パネル大手の群創光電(イノラックス)、友達光電(AUO)の黒字転換が期待できる。9日付経済日報が報じた。
AUOの彭双浪(ポール・ポン)董事長は、第4四半期は例年のパネルの非需要期にはならず、来年第1四半期も市況は弱含まないとみている。新型コロナウイルス感染症流行によるテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)、オンライン学習、遠隔医療など向けのパネル需要急増、韓国メーカーの液晶パネル生産からの段階的撤退、中国メーカーの値下げ攻勢が弱まったことで価格が上昇している。
ウィッツビューによると、9月上旬のテレビ用パネルのオファー価格は3~5%上昇した。サイズ別では、▽32インチ、4.5%上昇▽43インチ、3.6%上昇▽55インチ・65インチ以上、3.8%上昇──だった。
9月上旬のノートパソコン用パネルのオファー価格は約1%上昇した。ノートPCなど情報技術(IT)製品用パネルの価格上昇は10月も続く見通しだ。グーグルの基本ソフト(OS)搭載ノートPC「クロームブック」向けの需要で、11.6インチの価格上昇幅が大きくなっている。
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