ニュース その他分野 作成日:2020年9月9日_記事番号:T00092007
行政院主計総処が8日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.33%下落と、7カ月連続で下落した。新型コロナウイルス感染症の流行や国際原油価格下落の影響を受けたものの、下落幅は過去5カ月で最小だった。9日付工商時報などが報じた。
主計総処綜合統計処の邱淑純専門委員は、宿泊費、航空券、団体ツアー旅行費などの下落幅は縮小しており、新型コロナウイルス感染症の流行による消費への打撃は緩和されていると指摘。8月の野菜・果物とエネルギーを除いたコアCPIは前年同月比で0.31%上昇と、4カ月連続で上昇しているため、デフレの懸念はないと分析した。
宿泊費は前年同月比10.4%下落、航空券は2.23%下落したものの、共に過去7カ月で最小の下落幅だった。団体ツアー旅行費は0.6%下落したが、4カ月連続で下落幅が縮小した。
外食費は0.76%上昇したものの、過去9年半で最小の上昇幅だった。邱専門委員は、飲食業の重要なコストであるガス代の14カ月連続の下落が原因と分析。前月比では外食費は3カ月連続の上昇傾向と指摘した。
邱専門委員は、昨年の8~9月は台風の影響により野菜価格が高騰したため、今後のCPIは下落が続くが、国際原油価格の上昇などを受け今後数カ月の下落幅は縮小し、プラス転換に向かうと予測した。
8月の卸売物価指数(WPI)は前年同月比9.09%下落と、1年4カ月連続の下落だった。
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