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台湾の発言力強化を、元米大統領補佐官が訴え


ニュース 政治 作成日:2020年9月9日_記事番号:T00092012

台湾の発言力強化を、元米大統領補佐官が訴え

 台湾外交部と国防安全研究院(国防院)は8日、アジア太平洋地域の安全保障問題について話し合う「ケタガラン論壇」を開き、ハーバート・マクマスター元米大統領補佐官(国家安全保障担当)が映像を通じて演説した。マクマスター氏は中国が世界にもたらす脅威を列挙し、学術機関、国際空間、メディアとハリウッドという3分野で台湾の発言力を強化すべきだと訴えた。9日付自由時報が伝えた。

/date/2020/09/09/17tsai_2.jpg蔡総統は、「香港で近ごろ起こった出来事から、自由はわれわれが協力して守らなければ、簡単に失われてしまうことは明らかだ」と指摘した(総統府リリースより)

 マクマスター氏はまた、「われわれは台湾の防衛を強化しようという蔡英文総統の努力に協力し、中国共産党と人民解放軍に、脅しを行動に移しても成功しないと理解させるべきだ」と訴えた。

 蔡総統は「台湾は自身の防衛に最終責任を持つ」とした上で、インド太平洋地域で理念が近い国や地域と協力して、戦略的秩序を保つ仕組みを構築し、一方的な侵略を抑止すべきだと指摘。「われわれには戦争を避け、民主主義を守る決心を明確に伝える戦略が必要だ」と訴えた。