ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

《新型肺炎》輸入マスクを台湾製と詐称、南部で発覚


ニュース 医薬 作成日:2020年9月10日_記事番号:T00092036

《新型肺炎》輸入マスクを台湾製と詐称、南部で発覚

 中国製とベトナム製の一般マスクを台湾製の医療用マスクと偽って販売し、暴利を得たとして商標法違反、詐欺などの疑いで、捷鉎応用材料(台南市新市区)の黄朝玉責任者の身柄の拘束を高雄市の橋頭地方検察署(地検)が申請し、橋頭地方法院(地方裁判所)に認められた。1枚当たり2台湾元(約7.3円)未満で輸入したとみられるマスクを1枚9元などで販売していた。50枚入り200箱余りが市場に流入したとみられる。10日付蘋果日報などが報じた。

/date/2020/09/10/09mask_2.jpg捷鉎応用材料は、新型コロナウイルス感染症流行を受けて実施している実名制(本人確認)販売用より高い価格で販売していた(9日=中央社)

 橋頭地検は8日、捷鉎応用材料のマスク1万5,000枚、紙箱500箱、ラベル2,000枚を押収した。橋頭地検によると、捷鉎応用材料は7月までに中国とベトナムから一般の不織布マスクを輸入したが、台湾製ではなく医療用でないことから売れ行きが悪かったため、医療用マスクメーカーのブランド名を勝手に使用し、衛生福利部(衛福部)の認可を示す「Made in Taiwan(メード・イン・台湾)」の文字を刻印して、1箱50枚入りを390元、5枚入り45元などで販売していた。

 高雄市大社区と阿蓮区の商店で医療用マスクの生産許可を得た台湾メーカー製品を購入した消費者が、品質不良のためメーカーに問い合わせたことから発覚した。