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製造業のQ2設備投資 、8四半期連続でプラス成長


ニュース その他製造 作成日:2020年9月11日_記事番号:T00092071

製造業のQ2設備投資 、8四半期連続でプラス成長

 経済部統計処が10日発表した第2四半期の製造業固定資産投資額(機械やその他設備、工場棟の購入や建設費用を含む。土地購入費は含まず)は、3,475億台湾元(約1兆2,600億円)で、前期比0.3%減少、前年同期比4.5%増加し、8四半期連続のプラス成長となった。11日付経済日報が報じた。

 業種別では、電子部品業が前年同期比0.9%増の2,146億元で、全体の61.7%を占めた。第5世代移動通信(5G)のインフラ設置や高性能計算(HPC)の需要が拡大する中、半導体メーカーが先進製造プロセスへの投資を進めたことが主因だ。パッケージング・テスティング(封止・検査)業者による設備投資拡大も貢献した。一方、パネルおよびメモリーメーカーの設備投資は減少した。

 その他▽化学材料業、219億元(前年同期比48%増)▽コンピューター・電子・光学製品業、125億元(6%増)▽金属製品業、111億元(22%減)▽ベースメタル業、94億元(41.2%増)──だった。石油・石炭製品業は前年同期比75.8%増の104億元で、2013年第4四半期以来で最大の増加幅だった。台湾中油(中油、CPC)の設備投資が大幅に増加したためだ。

 経済部は第3四半期の固定資産投資額について、▽新型コロナウイルス感染拡大による世界経済の回復の遅れ▽米中ハイテク戦争の激化──が企業の投資意欲に影響を及ぼすと予測した。