ニュース 社会 作成日:2020年9月14日_記事番号:T00092082
南投県仁愛郷の武界ダムで13日未明、突然、水門が開き、放流されるという異常事態が発生した。ダムの川下の河川敷でキャンプをしていた家族連れのテントが押し寄せる大量の水に流され、4人が死亡した。14日付聯合報などが報じた。
武界ダムで13日午前4時12分、突然異常が発生し、ダムの水を放流するための水門が開き始めた。当時、異常を示す警告灯が点灯したと思われるが、当直に当たっていた職員は9分後に水位の低下を知らせる警報が鳴るまで事態に気付かなかった。
異常に気付いた後、職員は慌てて水門を閉めるための作業を行ったが、放流が始まってから完全に止まるまで31分を要した。
当時、ダムの川下では台中市在住の2家族6人がキャンプをしており、テントで寝ていた5人が流された。うち41歳の男性1人はテントを破って抜け出し、一命を取り留めた。6歳の男児と12歳の女児、48歳の女性が死亡し、行方不明となっていた53歳の男性も遺体で発見された。44歳の女性は車で寝ていて助かった。
検察は業務上過失致死罪の容疑で当直の男性職員を取り調べ、放流を知らせる放送システムが作動したか、職員の対応が適切だったかなどを確認した後、保釈金10万台湾元(約36万円)で釈放した。
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