ニュース 石油・化学 作成日:2020年9月14日_記事番号:T00092092
高雄市前鎮区で11日、石油化学製品の輸送管からエチレンが漏れていることが判明し、周辺の道路が閉鎖されたほか、約100人が緊急避難した。12日付聯合報などが伝えた。
華運の謝輝男・安環室主任(左2)は11日、輸送管は全長20キロメートル以上のため、調査に時間がかかると説明した(11日=中央社)
エチレンが漏れていたのは、倉庫会社、華運倉儲実業(CGTD)と林園工業区を結ぶ輸送管で、関係機関が緊急対応を済ませ、11日午後10時に警戒が解除された。これまでの調べで、老朽化した輸送管に穴が開いてエチレンが漏れ、土壌に染み出したとみられることが分かった。高雄市政府は華運の責任を追及する構えだ。
現場付近の高雄市政府社会局バリアフリーの家近くでは9日午後から異臭を訴える通報があったという。11日には地元住民が強い異臭を訴え、高雄市政府環境保護局(環保局)による測定で8万ppm(100万分の1を示す単位)に達するエチレンが検出された。
高雄市では2014年7月にも石油化学製品の輸送管からプロピレンが漏れ、大規模爆発事故が起きており、当時も華運の責任が問われた経緯がある。
華運のエチレン輸送管は3本あり、窒素でパイプラインに残留したエチレンを除去する作業を進めている。エチレン漏れが起きた箇所の特定は15日ごろまでかかる予定だ。
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