スターラックス航空、上半期13億元の赤字(トップニュース)


ニュース 運輸 作成日:2020年9月15日

スターラックス航空、上半期13億元の赤字(トップニュース)

記事番号:T00092095

 今年1月下旬に就航を果たした新規フルサービスキャリア(FSC)、星宇航空(スターラックス・エアラインズ)は新型コロナウイルスによるヒトの移動制限が直撃し、上半期の純損益がマイナス13億1,278万台湾元(約47億5,000万円)に上った。6月末までの累積損失は28億1,000万元と、資本金の約3分の1を食いつぶしている。同社は、増資で資本金を300億元まで引き上げるほか、航空機の保有機数を現在の3機から2024年末までに42機に増やすと表明。世界の航空会社が人員削減などのリストラ策を迫られる中、コロナ後を見据えた攻めの姿勢を崩していない。15日付経済日報などが報じた。

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 交通部民用航空局(民航局)の発表によると、スターラックスの上半期売上高は2億4,000万元ながら、赤字は航空最大手の中華航空(チャイナエアライン)の13億1,300万元にほぼ並んだ。現在の資本金は83億6,000万元余り。保有機体はエアバス321neo3機で、従業員は1,000人余り。

 同社広報担当の聶国維公関長は、増資で資本金を300億元まで引き上げ、中華航空や長栄航空(エバー航空)と肩を並べる経営規模にすると説明したが、増資の時期は明かさなかった。

来年Q4以降に札幌就航へ

 聶公関長は先日、▽エアバス330-900neo、8機▽エアバス321neo、13機──に加え、▽エアバス350-900、10機▽エアバス350-1000、8機──もリースすると明かした。エアバス330-900neoは座席数287席で、早ければ来年第4四半期にリースし、札幌、中欧、オーストラリア路線に投入する計画だ。

 エバー航空を離れ、星宇航空を立ち上げた張国煒董事長について元航空業界関係者は、常にポジティブに前進する勇気を称賛した。スターラックスについては、当初アジア路線に続き米国路線に就航して乗り継ぎ(トランジット)客を取り込む計画だったが、新型コロナウイルスの影響で、中長距離路線にターゲットを切り替えたと分析した。米国西海岸路線の就航は22年第2四半期以降の計画だ。

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