ニュース
その他分野
作成日:2008年7月31日_記事番号:T00009211
5月の中国からの輸入、29.1億米ドルで過去最高
台湾への中国からの輸入額は5月、29億1,000万米ドルとなり、輸入全体の13.6%を占め単月の過去最高を更新した。また5月の対中輸出総額は70億8,000米ドルで輸出全体の30%を占め依然増加傾向で、対中貿易黒字は41億7,000万米ドルに上った。30日付工商時報が報じた。
経済部国際貿易局(国貿局)によると、中国からの輸入品目のうち輸入額が大きく成長したのは化石燃料や化学製品、鉄鋼などで、これは世界的な原料高騰が背景にある。
一方、中国が世界の電子関連製品の生産拠点となっていることから、ICチップ、液晶パネル、発光ダイオード(LED)、プリント基板(PCB)など川上の重要電子部品で需要が急速に伸びている。また、原油高で上半期の石油製品の対中輸出も前年同期比555.6%と大幅に増加し、輸出総額を押し上げた。
国貿局によると、1~5月の対中貿易累計総額は463億米ドルで、輸出は331億米ドル、輸入は132億米ドルとなった。ただ、対中輸出における「電機設備および部品」項目が前年同期比3.3%増と小幅成長だった影響から、対中輸出全体も同8.5%増にとどまり、これまでの20%増と比べ成長の鈍化がみられた。