ニュース 社会 作成日:2020年9月15日_記事番号:T00092114
南投県仁愛郷の武界ダムで13日未明、突然水門が開き、大量の水が予告なしに放流された結果、下流でキャンプをしていた4人が流されて死亡した事故で、ダムを管理する台湾電力(台電、TPC)は、水門の絶縁不良で水門が開いたとの見方を強めている。15日付聯合報が伝えた。
武界ダムの1~5号水門側(14日=中央社)
事故があったのは武界ダムの6号水門で、今年4月の定期検査時には問題が見つからなかった。南投地検は事故後に同ダムの管理を担当しているTPC大観発電所の当直担当者、保守担当責任者を呼び、事情聴取を行うとともに、事故原因と責任の所在について検証を進めている。
TPCによると、事故後の検査で水門の抵抗値が標準値を大幅に下回っていることが分かり、事故原因が絶縁不良とみられることが明らかになった。
TPCは「検察がTPC側の責任があると判断すれば、過失を弁護しない。まず回路設計が似た発電所の検査を行い、水門に防護システムを増設するとともに、危機対応能力を強化する訓練を行い、定期検査の頻度も増やしたい」と説明した。
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