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台湾工銀総経理、インサイダー取引で事情聴取


ニュース 金融 作成日:2008年7月31日_記事番号:T00009212

台湾工銀総経理、インサイダー取引で事情聴取


 台湾工業銀行が、2007年2月に融資先の展茂光電(アライド・マテリアル・テクノロジー)が財務危機にあることを明らかにする直前、同社の株式約1万株を売り抜けて損失を逃れていたとして、彭文桂総経理ら同行の最高幹部4人が30日、インサイダー取引の容疑で板橋地方検察署の事情聴取を受けた。また、台北市内湖の同行本部など6カ所に家宅捜索が行われた。31日付経済日報が報じた。

 検察の調べによると、展茂株の売却指示は彭総経理の指示で行われ、少なくとも1,000万台湾元(約3,500万円)の損失を回避したとみられる。展茂は02年に台湾工銀を幹事行とする銀行団から10数億元のシンジケートローンを受けていたが、昨年2月、最終返済分の約4億元を返済できなくなったことを明らかにしていた。

 なお、彭総経理らが事情聴取を受けたことや家宅捜索を受けたことについて、台湾工銀はコメントを避けた。