ニュース 電子 作成日:2020年9月16日_記事番号:T00092136
鴻海精密工業傘下のシャープの戴正呉会長は15日、ノートパソコン用のミドル~ローレンジパネル生産を再開すると表明した。新型コロナウイルスを受けたテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)やオンライン学習向けノートPC特需で、特に教育用ノートPC向けパネルが大幅な供給不足に陥っており、シャープ傘下のノートPCブランド「ダイナブック」や顧客のパネル需要に応える。16日付自由時報などが報じた。
戴会長は15日、パネルで負けるわけにはいかないと意気込んだ(15日=中央社)
戴会長の発言は、台湾夏普(シャープ台湾)が開催したシャープ108周年記念イベント後の記者会見でのもの。戴会長は、ノートPCは主にミドル~ローレンジパネルが使用され、大方の予想通り来年までノートPCの力強い需要が続くとの見方を示した。シャープはこれまでIGZO(酸化物半導体、イグゾー)技術などを利用した高画質パネルを主力としてきた。
戴会長はシャープが2018年に東芝から買収したダイナブックについて、3年連続の黒字を達成できる見通しで、来年日本で上場する計画だと述べた。
白山工場、黒字化に自信
戴会長は、シャープが先月発表したジャパンディスプレイ(JDI)白山工場(石川県白山市)取得について、顧客が要望していたと説明した。シャープの既存工場の設備が老朽化していることなども理由に挙げた。
白山工場は黒字化に3年かかるとのアナリストの見方に対して戴会長は、3年かかるかどうかについては回答しないが、自信はあると語った。
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