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作成日:2008年7月31日_記事番号:T00009215
百貨店各社、キャンペーン実施で消費喚起
百貨店各社は6、7月の業績不振を受けて、販促活動を強化し、消費を喚起している。新光三越では銀行10社と提携し、カードを利用した消費6,000台湾元(約2万1,000円)以上に対して5%、5万元以上に対して6%、10万元以上には7%分を商品券として還元するキャンペーンを8月1日~9月28日にわたって行う。商品券の利用期間は10月20日~11月30日としており、同社では11月の周年慶(創業祭)を含めることで、創業祭セールの消費も確保したい考えだ。31日付工商時報が報じた。
新光三越の売上高は、上半期こそ前年比4%増だったものの、1~7月ではわずか1%増にとどまり、同社では6、7月の消費意欲の落ち込みを表しているとしている。
新光三越の洪炳棟指協理によると、マーケティング経費3億5,000万元を投じた今回のキャンペーンでは66億元の売り上げを見込んでおり、前年比5%増を掲げる通年の業績目標達成への貢献を見込むと語った。
太平洋そごう百貨も、銀行10社と提携した販促を行い、カード利用の消費に対しポイントを加算し1,000ポイントごとに60~100元の割引を実施する。
また、依然業績成長を維持している遠東百貨も父の日(8月8日)セールで男性用衣料品を3,000元購入で200元の割引をするなど、さまざまなテーマで販促キャンペーンを打ち出す。