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中国主催の海峡論壇、国民党の林元主席代行も出席見送り


ニュース 政治 作成日:2020年9月16日_記事番号:T00092150

中国主催の海峡論壇、国民党の林元主席代行も出席見送り

 中国政府が中台統一戦略の一環として主催するフォーラム「第12回海峡論壇」に国民党が代表団派遣を取りやめたことに関連し、当初個人名義で出席を表明していた林栄徳元主席代行も15日、出席しない意向を表明した。16日付蘋果日報が伝えた。

 林氏は「国民党の政策と足並みをそろえたいほか、事業も忙しいので、海峡論壇への参加を取りやめた」と説明した。林氏の出席を巡っては、否定的な世論が根強かった。

 国民党の江啓臣主席は「党中央は林氏と意思疎通していない。林氏の希望を尊重したい」と述べた。

 国民党は当初、王金平元立法院長を団長とする代表団を16日から福建省アモイ市に派遣する予定だった。しかし、中国中央テレビ(CCTV)のキャスターが王元院長の訪中を「求和」(中国語で形勢不利な側が和解を申し出るという意味)と表現したことから、国民党は代表団派遣を取りやめていた。

 19日から開かれる海峡論壇は、国民党代表団不在という異例の状態で開かれることになる。中国側は予定通りに開催する予定で、中国共産党の政治局内で台湾問題を担当する汪洋・中国人民政治協商会議全国委員会(全国政協)主席が演説を行う予定だ。