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自転車ジャイアントとメリダ、部品不足で納品まで1年


ニュース その他製造 作成日:2020年9月16日_記事番号:T00092156

自転車ジャイアントとメリダ、部品不足で納品まで1年

 新型コロナウイルス感染症の流行を受けた世界的な自転車利用者急増で、自転車製造大手、巨大機械工業(ジャイアント・マニュファクチャリング)と美利達工業(メリダ・インダストリー)は、来年の受注が満杯だが、部品が不足しており、納品までのリードタイムが平均1年に延びている。16日付自由時報が報じた。

/date/2020/09/16/08bicycle_2.jpg杜ジャイアント董事長(左)。メリダの曽崧柱董事長(右2)は、フレームやチェーンなどの部品は奪い合いだと語った(15日=中央社)

 ジャイアントの杜綉珍董事長は、他社より早く日本の変速機大手、シマノに発注したが、納品まで早くても半年かかると指摘。米国の自転車の在庫は現在8日分、韓国では2日分となっており、部品不足がいつ解消するかは分からないと語った。

 また新型コロナウイルスの影響で、外国人労働者が帰国後、再度台湾に入境できず、労働力が10%不足しているためと説明。生産ラインをやみくもに拡充することはできず、部品設計を単純化して効率を高めるほかないと述べた。

電動アシスト輸出好調

 台湾自行車輸出業同業公会(TBA)によると、1~7月の自転車産業(一般の自転車、電動アシスト自転車、部品)の輸出額は19億500米ドルで前年同期比4.29%減だった。一般の自転車の輸出台数は90万5,000台で29.7%減だった。一方、電動アシスト自転車の輸出台数は40万9,000台で20.78%増、輸出額は5億2,200万ドルで18.03%増だった。