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中興百貨、23年の歴史に幕


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年7月31日_記事番号:T00009216

中興百貨、23年の歴史に幕


 台北市の老舗デパート、中興百貨は31日で営業を終了し、23年の歴史に幕を閉じる。百貨店各社が高級感や売り場面積の大きさを競う中、対抗できず業務を継続できなくなった。31日付聯合報が報じた。

 中興百貨は1985年7月の設立で、開店から4年連続で1坪当たりの売上高が1位を記録した人気百貨店だった。しかしその後、太平洋そごう忠孝店や微風広場(ブリーズセンター)に客が流失し、売り場面積が狭く、交通が不便なこともあって挽回(ばんかい)できなかった。最終的には親会社の中興紡織の財務危機、および昨年の周年慶(創業祭)セール後に資金不足に陥ったことが引き金となり閉店が決まった。

 中興百貨の店舗は8月中に成約額14億~15億台湾元(約49億5,000万~53億円)で売却される。