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新光三越、新董事長に呉東昇氏有力


ニュース 商業・サービス 作成日:2020年9月17日_記事番号:T00092186

新光三越、新董事長に呉東昇氏有力

 百貨店大手、新光三越百貨は先月死去した呉東興前董事長の後任を22日の董事会で選出する。化学繊維メーカー、新光合成繊維の呉東昇董事長が新光三越の次期董事長に推挙される可能性がにわかに高まっている。17日付経済日報などが報じた。

 当初は呉氏ファミリーから生命保険大手、新光人寿保険董事長だった呉東進氏が有力候補と目されていたが、金融監督管理委員会(金管会)が15日、新光人寿保険にリスク管理などで重大な過失があったとして、呉東進氏の董事長の職務を停止したことから、新光三越の次期董事長に選ばれる可能性はほぼなくなったとみられている。

 呉東進氏はグループ創業者、故呉火獅氏の長男、呉東昇氏は四男。呉東興前董事長は呉火獅氏の兄、呉金龍氏の長男。

 新光三越は三越伊勢丹ホールディングスとの合弁企業だが、新光集団と関係者が54~57%の株式を掌握しているため、呉氏ファミリーからの董事長選出が順当だ。ただ、一時的に三越伊勢丹側の村上英之副董事長が董事長代行を務める可能性も指摘されている。また、呉東興前董事長の次男で総経理を務める呉昕陽氏の名前も取り沙汰されている。