ニュース 石油・化学 作成日:2020年9月17日_記事番号:T00092190
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)は、太陽光パネル向けなどの需要増でエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)のアジア市場スポット価格が15日に1トン当たり最高1,650米ドルとなり、2015年5月以来の高値を付けたと指摘した。需給バランスが崩れているため、商社からの受注を停止し、川下メーカー向けの価格を1トン当たり80米ドル引き上げたと説明した。17日付経済日報が報じた。
台塑は、EVA価格は今年の初めに新型コロナウイルス感染拡大の影響で発泡体用で1トン当たり900米ドルへと約4割下落したが、各国・地域の経済活動再開に伴い、需要が回復したと指摘。特に中国は上半期の太陽光発電設備の設置容量が11ギガワット(GW)にとどまり、通年目標の40GWを達成するために下半期から設置を加速しているため、EVAの需要が急増していると説明した。
台湾聚合化学品(USI)グループと傘下の亜洲聚合(APC)は今月EVAの新規受注を停止した。10月のオファー価格を1トン当たり100米ドル引き上げる計画だ。
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