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高雄85ビルの不良債権、兆豊銀行が競売に


ニュース 建設 作成日:2008年7月31日_記事番号:T00009223

高雄85ビルの不良債権、兆豊銀行が競売に

 
 兆豊銀行は30日の董事会で、高雄市の高層ビル「高雄85大楼」の高雄金典酒店(ザ・スプレンダー高雄)に対し同行が幹事行となって行ったシンジケートローン(協調融資)で発生した不良債権を競売にかけることを決議した。その他の債権銀行も8月末までには同案件について董事会で決議を行うとみられる。競売は台湾金融資産服務(TFASC、台湾金服)が10月に実施する予定で、最低落札価格は40億台湾元(約141億円)。同ビルに興味を持つ資産管理会社や外資、中国の不動産投資家の参加が見込まれる。31日付経済日報が報じた。
 
T000092231

 
 高雄金典酒店に対するシンジケートローンの未償還残高は37億4,500万元で、債権銀行によると、契約では同ビルの35~85階部分、総床面積3万坪余りが担保となっている。昨年6月に裁判所が60億元の最低落札価格で競売にかけた際には、流札となっていた。

 債権銀行は本来、担保物件を競売で売却することによって債権を回収する計画だったが、裁判所による競売スケジュールが延期されたため、不良債権を売却することに決めたという。