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奇美の自社ブランド部門、減資で損失解消


ニュース 電子 作成日:2008年7月31日_記事番号:T00009229

奇美の自社ブランド部門、減資で損失解消

 
 奇美集団のグループ企業で、「ポリビジョン」ブランドの液晶テレビを販売している新視代科技は30日、13億台湾元(約46億円)に上る累積赤字を解消するため、減資後の増資を実施すると発表した。31日付工商時報が伝えた。

 新視代科技は2002年に受託生産メーカーとして発足し、その後独自ブランド商品の販売にシフトしたが、苦しい経営が続いていた。減資後の増資では新株を奇美実業がすべて引き受け、資本金は減資前の15億元を下回る7億元となる。

 新視代科技はまた、従業員を当初の450人前後から250~300人に削減し、一部を他のグループ企業に配転した。

 奇美ブランド事業群の鄭良彬副総経理は「今回の減資は過去の累積赤字を一掃するためのもので、再増資は今後のブランド経営に向けた決意を示すものだ。ブランド確立には初期投資がかかる。今年は環境が良いとは言えず、損益均衡は難しいが、来年には黒字化を図りたい」と述べた。