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作成日:2008年7月31日_記事番号:T00009230
「ビスタ」より「XP」、消基会が意識調査
米マイクロソフト(MS)のパソコン用基本ソフト(OS)である「ウインドウズ・ビスタ」が不人気だ。中華民国消費者文教基金会(消基会)は30日、ビスタがその前のバージョンの「ウインドウズXP」に比べ使いにくいと答えた消費者が53%に上ったとの調査結果を明らかにした。消基会は「1年半後の(次世代の)『ウインドウズ7』が発売されてからOSを変えても遅くはない」と呼びかけている。
消基会の調査は、ビスタとXPの使用感などを消費者に聞いたもので、消費者の56%がビスタ搭載のパソコンを購入しても、「OSをXPに入れ替える」と答えた。
台湾ではパソコン購入時に搭載OSを選べないのが一般的で、61%が「自分でOSを選べないのは困る」と答えた。
MSがXPの販売を基本的に6月末で取りやめたことについては、消費者の67%が「反対だ」と答えた。また、XPに対するサポート期限を2014年4月まで延長したことについて、「評価できる」とした回答は43%だった。
消基会は「調査の結果、消費者の多くがXPのほうが安定していて使いやすいと考えていることが分かった。MSは新OSを普及させるため、安定した旧OSの販売を中止すべきではない」と結論付けた。31日付経済日報が伝えた。