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《新型肺炎》医療用マスク生産ライン、高雄業者が無許可で増設


ニュース 医薬 作成日:2020年9月25日_記事番号:T00092331

《新型肺炎》医療用マスク生産ライン、高雄業者が無許可で増設

 新型コロナウイルス流行を受け、マスクの安定供給を目指す「マスク国家チーム」に加わっていた医療用マスクメーカー、浄新科技(浄新テクノロジー、高雄市三民区)が無許可で生産ラインを増設したとして、検察当局は23日、家宅捜索を行い、生産設備と原材料を押収するとともに、経営者2人に出頭を求めて事情聴取を行った。25日付蘋果日報が伝えた。

/date/2020/09/25/09mask_2.jpg浄新科技の医療用マスクは、左上に社名が刻印されている(24日=中央社)

 同社責任者の許振暦容疑者らは「左営区内への工場移転に向けて試験操業していただけで、実際の生産は行っていない」などと主張したが、検察は2人を薬事法違反の疑いで立件し、それぞれ30万台湾元(約110万円)、20万元で保釈した。

 同社は三民区内の登録工場でマスクを生産しなければならなかったが、同じ住所の別フロアと左営区に違法にマスク生産ラインを増設しながら、監督機関への許可申請を怠っていた。捜査当局は違法な生産ラインから商品が出荷されていなかったかどうか調べを進めることにしている。