ニュース 電子 作成日:2020年9月26日_記事番号:T00092344
トクヤマ(本社・東京都千代田区、横田浩社長)は25日、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)と折半出資で、電子工業用の高純度イソプロピルアルコール(IPA)製造販売の新会社、台塑徳山精密化学(フォルモサ・トクヤマ・アドバンスト・ケミカルズ)を10月に設立する予定と発表した。資本金は10億台湾元(約36億円)。28日に契約し、2022年1月に事業開始予定だ。26日付経済日報によると、高雄市林園区に来年、年産能力3万トンの工場を建設する。敷地面積は1.6ヘクタール。
トクヤマは、第5世代移動通信(5G)、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)による半導体市場拡大で高純度IPA需要が増えるほか、半導体の微細化に伴い、高品質化と安定供給に対する要求が高まっていると指摘。台塑との合弁により、原料のプロピレンからの一貫生産体制を構築すると説明した。
トクヤマの高純度IPAは、低不純物濃度を特長とする独自の直接水和法で製造され、半導体製造プロセスで洗浄液として使用されている。
トクヤマは、新竹県と雲林県に年産1万6,000トンの高純度IPA工場があり、台湾積体電路製造(TSMC)、聯華電子(UMC)、マイクロン・テクノロジーなどに供給している。
台塑は、台湾で25年に電子工業用IPA需要は8万2,000トンへと、昨年の3万5,000トンより拡大すると予測した。
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